山下レディースクリニック
高齢+不育症?
2008年11月15日
お忙しいところ失礼致します。その上長文で申し訳ございません。
2人目不妊?で3年程悩んでおります。少し複雑な状況なのですが、アドバイス頂けると本当にありがたいです。
現在、米国在住。神戸へ一時帰国予定なのですが、しばらく滞在して治療をすべきか悩んでいます。
1人目は35歳で1回の自然妊娠で無事出産しました。産後1年半くらいからトライし始めましたが、不妊のまま、40歳を目前に子宮内ポリープの切除手術を受けました。その後、3ヵ月後くらいから、4ヶ月間の内に、3回、全て血液検査で妊娠陽性を確認した後、4週目以内の超初期流産(科学流産?)を繰り返しました。
1回目は着床時の出血と痛みの為それと気づかずに、検査を受け判明。子宮外妊娠が懸念されましたが、自然流産。
2度目は着床時の異常は何もありませんでしたが、同じく自然流産。その後の診察で、バクテリアが検出されたため、抗生物質服用。持参した基礎体温で黄体機能不全が認められた為、膣座薬の黄体ホルモン充填剤を処方してもらい、低容量アスピリンも服用し始めました。
が、3度目も血液検査で流産が発覚。残留物?の検査を勧められた為、ホルモン充填中止の前にそうは手術を受けました。結果はまだ出ていません。
結果を見て次は保険適用外の不妊専門医への転医を考えるようにとの事。
日本では科学流産は流産の数に数えないとも聞きました。40歳の超高齢を考えると、所謂「卵が古い」事が主な原因と考え、継続は困難と覚悟した方がいいのでしょうか?
不育症の場合、黄体ホルモン充填剤、低容量アスピリン投与意外に何か有効な手立てはあるものなのでしょうか?
例えば体外受精で選ばれた受精卵で妊娠を試みる事は、自然妊娠よりも妊娠が継続できる確立が高まるのでしょうか?
もし体外受精が有効な場合は最短でどのくらいの期間、そちらへの通院が必要になるのでしょうか?又、主人は1回の来院でもO.K.なのでしょうか?
直接来院できない為、多数の質問で申し訳ございませんが、何かアドバイス頂けると嬉しいです。宜しくお願い致します。
3回続けての流産、たいへんお辛かったことと思います。胎のう確認前のごく初期の流産を化学的妊娠といいますが、『ねこ』さんは、いずれもこの時期の流産のようですね。このような非常に初期の流産のほとんどは、赤ちゃん自身の偶発的な染色体異常が原因だろうといわれています。確かに加齢の影響は否めませんが、受精卵ができ、いったんは着床されかけているのですから、まだあきらめるのは早いと思いますよ。
ただ、体外受精をしたからといって、流産を確実に避けれるわけではありません。おそらく自然妊娠の場合と流産率は変わらないと思います。お手数をかけますが、体外受精を希望される場合には、直接メールか電話ででご相談いただけますでしょうか? m0620-y@sa2.so-net.ne.jp
<ご注意>
この相談事例集は、あくまでも参考にとどめ、実際に何らかの行動をとる場合には、
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